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RABIRABI:ベイビィ・ブーム(2010)-Remastered(DIGITAL DATA)

2,000円

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Babyboom_MST.zip

942MB

/// こちらの商品はデジタルデータ(フルサイズ)です ///    ◯1曲ごとのダウンロードご希望の方はコチラへ https://rabirabi.bandcamp.com/music         ▶︎RABIRABI:ベイビィ・ブーム(2010 / DIGITAL DATA)   01. ワッカ 01:27 02. 弓を引いて 08:33 03. ピリカ フミ 02:58 04. 産声 09:09 05. 土のはじまり 02:13 06. ドラゴン ダンス 03:58 07. ジョウネツ 05:14 08. いづる日 07:53 09. 青と花 03:21 10. うつくしいもの 06:35 11. War ? or Love ? 12:01   - Digital Release:20221111 - Remastering:KABAMIX(LMD) - Total Time:63:22 - Format:DIGITAL DATA - Price:2000 jpy   ◯Recording:RABIRABI ◯Produce, Mix:az3neonative ◯Mastering:Hidekazu Harada(M4Ⅱ Studio) ◯Digital Remastering:KABAMIX(LMD) ◯Jacket Photography:Takayuki Shimizu ◯Jacket Model:Naotaro & Yuki Shimizu ◯Art Direction:RABIRABI ◯Design:Mutsumi Hagiwara         ▶︎01. ワッカ 「うまれる」というキーワードに「水」は欠かせませんでした。「ベイビィ・ブーム」の最初に聞こえてくるのは青森県弘前市にある修験道ゆかりの山、堂ケ平山中腹の湧き水池(弁天池)の音。フィールドレコーディングした竪琴のようなカリンバと、スタジオで録った唄と麻波(オリジナルの壷楽器)のミックストラックです。弁天池のそばには、樹齢700歳の燈明杉があります。大きさのみならず、人の手が加わらない杉というのはこんなにも生々しい曲線を描くのかと感動しました。「ワッカ」とはアイヌ語で「水」を意味します。   ▶︎02. 弓を引いて  虹を放つ 矢を手にして 大好きな あなたの目の前で 虹のような この唄をうたうよ   ふたつの目が 結ばれて つながりと ひろがりに なるように 時にはそっと 時にはもっと 見つめ合って   くちずさむくらいの ぬるいスタンスじゃイヤだよ 弓を引いて!     虹を放つ 矢を手にして たくさんの 涙がかわいたら 花のような あの笑顔見せてよ   このねがいが かなうように この場所と この空で かなうように 時にはそっと 時にはぎゅっと 見つめ合って   はなしてるくらいの ぬるいスタンスじゃダメだよ 愛めがけて!      ▶︎03. ピリカ フミ feat. サヤカ '09年「第20回アイヌモシリ1万年祭」ムックリ大会でのサヤカの演奏です。ムックリはアイヌの代表的な楽器で、世界各地に分布する口琴とよばれる楽器の一種です。竹製の薄い板に紐がついていて、紐を引っ張る事で弁を震動させて音を出し、共鳴させます。おまつりのあたたかい空気と、アイヌの聖地 二風谷に響くわずか15歳にしてムックリの名手の純粋な音色。「ピリカ フミ」とは「美しい音」。アシリ レラさんの姪っ子サヤカのアイヌ名です。     ▶︎04. 産声 アワ ナワ ラビラビ クアニ アナクネ ラビラビ クネ ▶︎05. 土のはじまり 高尾の自宅はゆるやかな谷。夜明け前、闇の中で朝の気配に目覚める鳥たちのささやき声が波のようにこだまします。ところがそのあと必ず寝坊する鳥がいて、ひょっこり目を覚まし、あわてて大声で唄いはじめます。それが通称「ひょっりくん」クロツグミです。スタジオで録った声とPikoご自慢の梟笛のミックスの後、夏の朝のお寝坊さんに重なって聞こえてくるのは、東京の霊山 高尾山を守るため奔走する「虔十の会」坂田 昌子さんのおはなし。人生を全うした木の、つぎの名前は...。     ▶︎06. ドラゴン ダンス 「オンネトー」アイヌ語で オンネ は「大きな」「年老いた」「親なる」、 トー は「湖沼」を意味します。原生林の森に囲まれ、雄阿寒岳と雌阿寒岳という反響板を抱き、音は水の上を駆け抜け、森に吸い込まれたかと思うと山肌にぶつかって飛び回る!蝦夷フクロウの声に迎えられたオンネトーでのフィールドレコーディングは、観光客を避け夜間気温2℃の中で行われました。飛び回る音の形がよく聴こえるところを探し出し、最終的にはレコーダーを楽器から100m離れた湖畔に置いて一打入魂!反響音といっしょにその場の音をまるごと録音。Pikoに乗り移ったドラゴンスピリットに呼応して夜の森がゴッホの絵になりました。     ▶︎07. ジョウネツ ジョウネツは なまもの  ジョウネツは なまもの ジョウネツは いたみやすくて グロテスク   ぐしゃぐしゃになった ウソのおくで じぃっと いきつづけてる  そんなことさえ わすれかけてしまう   聖らかな人でも 天からの使でもない わたしは ただの いきものになりたい     ジョウネツは なまもの  ジョウネツは なまもの ジョウネツは いたみはじめたら つきはなす   ぐしゃぐしゃになった ウソをまとって ぬるぬる わらうものは  やがてすべてを みうしなってしまう   聖らかな人でも 天からの使でもない わたしは ただの いきものになりたい     ▶︎08. いづる日 スタジオ録音...というと聞こえはいいのですが、マイクのセッティングから録音の設定、レコーディングのすべての作業を自分たちでおこないます。あとは「せぇ〜のっ!!」で直感一発録音。歌詞のある唄もすべて同時に録ります。録音後のやり直しはいっさいしません。集中力をフルに使ってそれぞれの波を感じ取ってひとつのうねりを創り出す。そのうねりは変幻自在なエネルギーを持って刻々とあたらしい「いま、ここ」を産み出すことを突き付けてくる。全力でそれに向かっていく。いのちあふれる音が次々に飛びだす、まさにラビラビの「ベイビィ・ブーム」の瞬間を切り取って、毎年アルバムとして発表するようにしています。             ▶︎09. 青と花 沖縄糸満市にある平和祈念公園〜北部やんばる 伊江川の森。伊江川の録音では蝉の独特なリズムが時には森じゅうでシンクロします。美しいやんばるのいのちの音です。糸満市は、多くの民間人を巻き込んだ沖縄戦最後の激戦地。昨年ここを訪れたとき、不思議なことがありました。左の耳元で唄声が聴こえるのです。女の方の声で、暗い、音がすこし響くような場所から何度も同じメロディを口ずさんでいました。今年、読谷村の米軍が最初に上陸した一帯の海岸で、その唄には言葉がつき、ひとつの曲になりました。録音は、平和祈念公園の「平和の火」のそばで断崖と海と慰霊碑を見ながら唄ったものです。これは、ラビラビがつくったものではありません。ラビラビに託された曲なのだと思います。 そらたかく うみふかく このみ きえゆくとも いとしい このしまのあおに おもい とわにしみる かぜたかく やまふかく このみ きえゆくとも いとしい このしまのはなに いのり とわにただよう>>     ▶︎10. うつくしいもの 触れてしまうと もう  こころの泉に飛びこんでいる  ゆれる水面 おどる白い泡…   深く 抱かれていたい  こころが泣きだすその瞬間に まようものも うたがうものも なく   意識と距離を超え  ひろいひろい宇宙のなかで 生命をあたえてくれるもの 感じたい     強く憎むことも   嫉妬し 嫌悪し 我をわすれて 怒りの声をあげることも   醜さ吐き出して  血の色をした涙をながすことも 怖れない なにも怖れない   直感と誇り抱き  ひろいひろい宇宙のなかで 死をあたえてくれるもの そばにいたい     ▶︎11. War ? Or Love ? この曲は韓国 釜山での「walk9/韓国巡礼」のできごとが織り込まれています。最初のフルートはウォークのお昼休みに森の奥でひとり「アリラン」を奏でる正木 高志さん。釜山大学前の音楽イベント、友人で韓国のバンド「surisuri mahasuri」との大きな道路を隔てて向き合った2つのステージでのセッション。ライブでのMC。スタジオの録音に、ベイビィ・ブーム合唱隊(!)を組んで3人でワァワァとコーラスを入れました。タイトルのクエスチョンに、あなたはなんと答えますか?どちらを選びますか?ラビラビは、かつてJohn Lennonが「Give Peace a Chance」と叫んだようにこう唄います。        War is not the answer Love is the only answer 最後の「水」は2009年冬至の日の山口県 上関町 田ノ浦の海です。すべてのいのちを生んだこの海の音を、これからも変わらず聴くことができますように。

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